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You've Got A Friend

James TaylorとCarol Kingのreunion concertに行きました。
場所はLAのHollywood Bowl。
今回のツアーは、Troubadour Reunion Tourというタイトルがついていますが、
Troubadourとは二人がまだ若かった頃演奏していた、Hollywood Bowelからもさほど遠くない所にある小さなライブハウスの名前です。
小さなライブハウスから初めた二人がその後お互いに大成功を収め、40年後ふたたび一緒に演奏するというのは、何か映画のストーリーのようですが、
その二人のコンサートを観る事ができた事はとても感慨深いものがありました。感想を一言で表すと、見ておいてよかった。本当に良かったです。

演奏された曲はほぼ全曲知っている曲ばかりでしたが、その中でも特別に心に響いた曲がありました。
それはCarol Kingが当時の夫Gerry GoffinとThe Driftersの為に書いた"Up On The Roof"という曲です。この曲はCarol Kingも自分のアルバムに収録しているのですが、僕はJames TaylorのFLAGというアルバムに入っているバージョンに思い入れがあります。
高校生の時に一人でアメリカに留学に来て、ホームスティをしながら公立のハイスクールに通い始めたばかりで、もう勉強から人間関係から何もかもが大変だった頃、この曲を良く聞いていました。
英語が少しずつわかるようになってこの唄の歌詞の意味もわかると、この唄は今の自分の為にあるような曲に思え、学校から帰るとこの曲を聞きながら、ホストファミリーの家の屋根に登る事はさすがにできないので、庭の芝生に寝転がって空を見つめていた頃を思いだしました。

二人が1番と2番を交互に唄うのを聞きながら空を見上げるとそこにはあの頃と同じ星空が。
涙がこぼれそうで下を向く事ができませんでした。

音楽ってなんて素晴らしいんだろう。そう思った夜でした。

IMG_0503.jpg
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The Dark Star Orchestra

The Dark Star Orchestraというバンドのライブを見に行きました。

Grateful Deadの有名な曲"Dark Star"からとったこのバンド名が表すように、彼等はデッドのライブを再現するトリビュートバンドです。

こう聞くとなんかお遊びの色物的なバンドを想像するかもしれませんが、彼等は多くのデッドヘッズから支持されています。そしてなんと、デッドのギターとベースが新しく結成した"Furthur"というバンドのギタリストは、The Dark Star Orchestraでジェリーガルシアのギターとボーカルパートを担当していた人物なのです。本家もその実力を認めているのです。

ショーは近所のライブハウスで行われたのですが、会場の外にはデッドのParking Lot Tシャツ(個人が作ったTシャツ)も売っているし、ミラクルチケット(親切な人が余ったチケットをくれる)を探している若い女の子のデッドヘッドもいたりして、雰囲気もデッドのコンサートのミニチュア版のような感じです。

中に入ると、デッドヘッド同士が、「よう久しぶり、あのコンサート以来だな」「今日はあの曲やるの?」という感じでそこかしこで挨拶を交わしています。
平日の夜ですがほぼ満席。客層も老若男女いりまじっています。年配の観客の中には、深く刻まれた顔の皺と優しそうな目そして長く延びた白髪を後ろで三つ編みにして一人でじっとステージを見つめている老ヒッピーがいるかとおもえば、仕立ての良いスーツを着て仕事場から駆けつけたどうみても会社の重役のような人もいて、そういった人をみながら、皆60年代は同じ思いを持っていて、その後別々の道を歩いてきたけれど、二人にとってデッドは不変なものなんだなあと勝手に想像してしまいました。思っていた以上に若い子も多く、大きな事で一緒に合唱したり踊りまくっている姿を見ると、デッドの旅は今も続いている事を実感します。

デッドと同様2セット、4時間を超えるショ-でしたが、思っていた以上の盛り上がり。
もう一度いいますが、彼等はGrateful Deadではありません。彼等のコンサートを再現するトリビュートバンドです。
なのになんでこんなに盛り上がるんだろうとショーが終わっても考えていました。
そこででた答えは、そうだ、これは遠足だと。
彼等も僕ら観客も同じバスに乗って奇妙な旅を続けている仲間なのだと。バンドは旅のリーダーで、バスの前列から僕らに向かって「さあ皆さん。次の歌は皆の知ってるこの歌です。大きい声で唄いましょう」と言っているんだと。遠足の行きのバスの中ってワクワクしてバスの中は以上なテンションになってましたよね。そういう状態なんだなと。

そしてこのバスの凄い所は、ずっと行きだけで帰りがないんです。遠足の帰りの疲労困憊して「ああ遠足おわっちゃった、明日からまた学校だ」という気分にはならなくて良いのです。

"What a long strange trip we are"

Crimson, White & Indigo

グレートフルデッドが89年にPhiladelphiaのJFKスタジアムで約100,000人のデッドヘッズを前にプレイしたコンサートの映画を観てきました。60年代に結成されたバンドが、89年に10万人近くを動員している事にまず驚きます。ストーンズなどもツアーをすればスタジアムを埋めますが、彼等は数年に1回のツアー。しかし、デッドはほぼ毎年のように全米をツアーをしていてこれだけの人を集めていたのです。彼等がいかに進化し続け、新しいデッドヘッズが増え続けたのかを表しています。解散してからも僕のようにファンになる人間もいるわけで、もはやグレートフルデッドというのは一つの文化です。

映画ですが、大画面で見るジェリーさんの笑顔はとても優しく、2曲目のIKO IKOから何故か涙が止まらなくなってしまいました。それは、もうジェリーさんはこの世にはいない寂しさからか?それとも会場で最高にエンジョイしているデッドヘッズの姿を見て、そこに自分がいない事が悲しくてか?なんでだろう。きっと色々な事が重なったんだと思いますが、一つだけ強く感じた事があります。それは、スクリーンの中の最高に盛り上がっているデッドヘッズ、そして本当に楽しそうに演奏しているデッドのメンバーと、時空を超えて一つになれたという感覚が、心の底の方から沸き上がって体中を包みこみ、グレートフルデッドという世界を共有する事ができた事です。

はい。そうです。これはもう完璧に僕の主観的な世界の中でおこった事なので、これを読んでいる人は、とうとうこいつ頭がおかしくなったなと思うかもしれません。そう思われてもしょうがないです。しかし、グレートフルデッドとはそういう物なのです。

この映画を見ていてもう一つ思った事があります。

デッドが、71年に出したアルバムのスリーブに

DEAD FREAKS UNITE: Who are you? Where are you? How are you?
Send us your name and address and we'll keep you informed.
Dead Heads, P.O. Box 1065, San Rafael, California 94901.

というメッセージがプリントしてありました。”デッドフリークスへ、君は誰?どこに住んでるの?何をしてるの? 名前と住所を教えてくれよ。俺達の事を教えるからさ”。これをきっかけに、ファンとデッドが緩やかに繋がり合い、ここからデッドヘッズが産まれ、グレートフルデッドという社会ができたのです。

これってもしかしたらツイッターの思想と似てないですか?
ちなみにデッドもサンフランシスコ出身です。

ツイッターにハマってブログが疎かになっている、自分への言い訳かもしれないですね。

さあ、映画のCDも届いたのでこれからNew Rideをする事にしよう。

Jerry_garcia.jpg

BGM: Grateful Dead "Crimson, White & Indigo Philadelphia, July 7, 1989

Sugar Magnolia

最近一番興味がある事は"食"です。
別にグルメとかそういう事ではなくて、
食べる事もそうだけど、食材や、食が売られる環境など、すべてに興味があります。

食に興味を覚えてから、毎週近所で行われる地元の農家の人達が集まる朝市(Farmer's Market)に行くのが楽しみで、どれくらい楽しみかというと、朝日が出る前に目が覚めてしまうくらい楽しみです。

数年前にサンフランシスコに行った時に、どこで何を食べようかと調べたら色々面白い店を発見して、その時の気持ちが服のバイヤーをしていた時に、新しいショップやブランドを見つけた時と同じで自分でびっくりしました。
そして、シェフはもとより、真剣に野菜作りをしている人、パンを作っている人、ハムを作っている人、などなど、関わっている人に若者も多く、そういった若い人達は僕の目には新人のファッションデザイナーと同じに映りました。

そんなサンフランシスコで、ひと際僕の目を引いたのは、個人経営のカフェやコーヒー屋さんでした。その時に行ったすごくおいしかったレストランでも、知らないブランドのコーヒーが提供されていました。
サンフランシスコの友人に教えてもらったのですが、個人で焙煎機を買って自転車で売り歩いているコーヒー屋さんもいるそうです。

そして最近僕の住む街にも、個人経営のカフェやコーヒー屋さんがポツポツできてきました。
良くアメリカの友人に、「お茶を飲む事を茶道という物にした日本では、コーヒーに人生を賭けている人がやっているカフェがある」と教えてあげるのですが、アメリカにもそういった人達がでてきたという事ですね。

先日、友人に教えてもらった近所のカフェに朝食を食べにいった時、コーヒー豆を焙煎している若者がいたので話をしたら、近々お客さんがコーヒー豆を選んで、注文してから1杯づつサイフォンで入れるカフェをオープンするんだと言ったので、「日本の昔からあるカフェはまさにそのスタイルで、コーヒーはブラジルやモカなど豆と選んで注文すると、マスターがサイフォンで1杯づついれてくれるんだよ。でも、スターバックスが上陸してそういったカフェは潰れていってるんだ」という話をしたら、彼は申し訳なさそうな顔をして、「でもアメリカでは、逆に僕らのような個人のコーヒーショップができてきて、スターバックスのようなチェーン店が潰れていってるんだ」と言っていました。そして、今度カフェをオープンする場所は、元々どこにでもあるチェーン店が集まったモールが潰れた場所にできる、彼等のように個人経営のショップを集めたモールだよと教えてくれました。

彼にカフェがオープンしたら必ず行くからと約束して店を出たのですが、なんだかとても良い気持ちになりました。
ちょっと,DeadやPhishのコンサートに行った時と同じような気持。
そうか、デッドやフィッシュが今だにこの国でこれだけ人気があるって事は、逆に言えばそれだけアメリカの中にあの頃の良い部分が引き継がれているって事だもんな。

僕の住む街も捨てたもんじゃないな。

burger_king_dead_heads.jpg


BGM:Blues For Allah Session by Grateful Dead

The Music Never Stopped

The DEADとPhishのコンサートに行った時、コンサートが終わるとそのライブの音源がすぐにダウンロードできる事にビックリしました。

1970年代にデッドは、音楽シーンが産業として大きくなっていく事に危機感を持ったのか、自分達の音楽を自分達の手で皆に届けようと、レコードレーベル、PA会社、ツアー会社などを設立します。しかし、これらの試みはことごとく失敗して、一時活動休止にまで追い込まれました。

それが今は、テクノロジーとネットの発達で、レコード会社を通さずにアーティストが直接世界中のリスナーに音楽を届ける事ができるようになり、デッドが目指した自分達の音楽を、自分達の手でリスナーに届けるという事が容易にできるようになりました。

音楽がアーティストの手に戻ってきたようでとても嬉しいです。

しかし、テクノロジーがどんなに発達しても、天国にいるジェリー達のジャムセッションを聞く事は出来ないようなので、彼が残してくれた音源をネットで聞く事にします。


gratefuldeadls1.jpg



プロフィール

Author:zizipie
南カリフォルニアに住んで数十年、ある日突然Grateful Deadにハマってしまった、新米デッドヘッドの日々の暮らし。

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